Excel VLOOKUP関数について -1

ExcelのVLOOKUP関数は、初心者の方には分かりずらいみたいですね。動きとしては、ある値(検索値)を別な表(範囲)から探し、探し当てた行の指定した列の値を返す、というものです。
検索される範囲の表は、検索値を縦に並べます。今回は"A1-1","A1-2"とかです。縦方向に検索するのでV(Vertical)なんでしょう。lookupは探すですね。
下のように、左側の表の左端のセルにコードを入力すると、隣のセルに品目、その隣に単価を表示させる場合を考えてみます。表示用のデータは別な表に一覧で作成しておきます。
VLOOKUP関数説明


VLOOKUP関数 その1

見積書の一部分が以下のように、ブック「見積書」のSheet1に、そのコード一覧がブック「コード一覧」のSheeet1にあったとします。
見積書
コード一覧
「見積書」のセルB5にコードを入力すると、セルC5に品目名が表示されるようにします。
ここで、
 VLOOKUPの「検索値」はブック「見積書」の"セルB5の値" 。
 「範囲」はブック「コード一覧」の"セルB4~E11"で絶対参照にします。
 「列番号」は品目はコードから2列目なので"2"。
 「検索方法」はコードと品目は必ず一致しないといけないので、"FALSE"(又は数字の0)と指定。
なのでC5には
=VLOOKUP(B5,[コード一覧.xlsx]Sheet1!$B$4:$E$11,2,0)
と入力します。
ここで、"[コード一覧.xlsx]Sheet1!"は、ブック「コード一覧」のSheeet1という意味です。選択範囲が、見積もり書と同じシートにある場合は不要となります。

関数入力の手順は、セルC5をアクティブにして、"=VLOOKUP("と入力して、B5をクリック(検索値にB5が入力されます。キーでB5と入力してもOK)
関数入力
","を入力して、ブック「コード一覧」の"セルB4~E11を範囲選択"。
範囲選択のセル番号は絶対参照とするので、F4キーで$をつけます。
範囲選択
",2,0)"を入力。品目が表示されました。
範囲選択
・セル範囲を絶対参照にした訳は、品目を表示するセルは1個だけではないので、オートフィルをする必要があるためです。
・関数の入力は、上記の方法より「関数の入力(fx)」ボタンを使用した方が簡単かもしれません。
その方法はExcel 関数の挿入ボタンの使用例を参照願います。

また、実は関数はこれだけでは不十分です。試に、セルB5にコードが入っていない時を想定して、B5のデータ"A1-1"を削除するとC5にエラーが表示されてしまいます。
範囲選択
Excel VLOOKUP関数について -2に続きます。


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