Excel ABC分析グラフ

このページの画像はExcel2007で作成しました。
ABC分析は項目毎の重要度や優先度を分析するためによく使用されます。
累計構成比の上位から、70~80%をA区分、80~90%をB区分、90~100%をC区分とすることが一般的なようです。
下図は、ある製品の不具合内容別の件数をA,B,C,---の各項目毎に分類して棒グラフにし、その割合の累積を不良率累計として折れ線にしたものです。
不良率累計は、セルB4には数式 =B3/$J$3を、C4には数式 =B4+C3/$J$3 を入力して、I4までオートフィルして作成しました。
ABC分析のグラフの図
品質保証では、これによく似た下図のような「パレート図」が良く使われます。(自分は嫌いなので使用したことは無いけど)
パレート図の図
作成方法は、Excel パレート図の作成を参照願います。


複合グラフの作成方法

ABC分析グラフは複合グラフなので、作成方法を追記しました。
グラフ作成対象のセルA2~I4を範囲選択。
「挿入」タブ、「グラフ」グループの「縦棒」をクリック。 グラフの縦棒選択図
縦棒グラフができました。
縦棒グラフ作成の図
「不良率累計」は%で値が小さく、見えません。これを第2軸の表示に変更します。
「レイアウト」タブの「グラフエリア」の下向き三角をクリックして、系列"不良率累計"に変更。
系列不良率累計選択の図
「選択対象の書式設定」をクリックし、「データ系列の書式設定」ダイアログボックスで「第2軸」のラジオボタンをクリック。「閉じる」ボタンをクリック。
データ系列の書式設定の図
「不良率累計」が右側の第2軸の値で表示されました。
不良率累計の図
「不良率累計」を折れ線グラフに変更するので、グラフ中の「不良率累計」が選択されていなければクリックして選択し、「デザイン」タブ、「種類」グループの「グラフの種類の変更」をクリックし、 「グラフの種類の変更」ダイアログボックスから「折れ線」を選択。
グラフの種類の変更ダイアログボックスの図
グラフが出来上がりました。
グラフの種類の変更ダイアログボックスの図


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