社員カードの作成1

概要

説明ばかりでは面白くないので、カードを作成するVBAを作ってみます。
下図のようなカードをA4のシートに複数件数作成します。
カードの図
元のデータ例として以下のようなリストを考えます。
名簿の図
作成する方法としては、リストから氏名などのデータと対応する写真をカードごとに貼り付けます。


フォルダー構成

フォルダー構成は、同一フォルダー内に、VBAを組み込んだ上記のリストのファイル(ブック名:meibo)と写真用のフォルダー(フォルダー名:写真)とします。
写真用のフォルダーには、社員のIDをファイル名とした各社員の写真を入れます。
フォルダーの例
写真フォルダーの例


準備

1.ひな形の作成

ワークブック:meiboに、ページの最初に示したカードを1枚作成します。
サイズは大体、縦5cm、横8㎝程度で作成します。EXCELはピクセル(pixel)表示なので分かりずらいのですが、Excel 行、列をcmで表示を参考に作成します。
写真、図は配置の基準がセルの左上なので注意します。
1枚のひな形ができたら、これをA4用紙内にコピーします。行と列の幅を同じにコピーするので、Excel 行高さ、列幅を同じにコピーするを参照します。
縦5cm、横8㎝程度のカードだと、A4用紙にちょうど10枚作成できます。
このシートのシート名を「Temp」とでもしておきます。
Tempシートの例


2.元用紙の作成

ひな形のシートをコピーして同じシートを作成します。 シート名は「CARD」とします。
次に、シート「CARD」上の図、写真と文字をすべて削除します。
CARDシートの例
ここまで、ひな形をコピーしておいて削除という手間をかけた理由は、セルの高さと幅、さらに罫線やフォントの設定をコピーして同じにするためです。 VBA上で書式を設定しても良いのですが、余計なものはVBAにコーディングしないで、減らせるものは減らしたほうがミスが少なくなります。
この、シート「CARD」を元に、各従業員のカードをVBAで作成していきます。

社員カードの作成2に続きます。


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