主にMS Office関係のチップスのページです。画面のショットはOffice2010ですが、なるべくVista,Office2007以前でも操作が可能なように作成してあります。
数学の復習というほどのものでもないですが、割合(わりあい)、消費税などの計算例です。
まず、割合と百分率の関係は、下の表のようになります。
割合を表す少数 | 1.0 | 0.1 | 0.01 | 0.001 |
---|---|---|---|---|
歩合(ぶあい) | 10割(わり) | 1割(わり) | 1分(ぶ) | 1厘(りん) |
百分率(ひゃくぶんりつ) | 100% | 10% | 1% | 0.1% |
歩合の厘の下の位には毛(もう)もあります。
問題1. 各欄の値を求めてみてください。
割合 | 1.2 | ③ | ⑤ | 12.05 |
---|---|---|---|---|
歩合 | ① | 2割5分 | ⑥ | ⑦ |
百分率 | ② | ④ | 5.2% | ⑧ |
答え:①12割 ②120% ③0.25 ④25% ⑤0.052 ⑥5分2厘 ⑦120割5分 ⑧1205%
問題2. ( )にあてはまる数はいくらでしょうか。
①500円の0.8は( )円である。
②2000円の1割5分は( )円である。
③800円の( )は120円である。割合で。
④2500円の( )%は50円である。
⑤20円は100円の( )%である。
⑥1200円の2割5分引きは( )円である。
⑦700円の5%引きは( )円である。
⑧1500円の15%増しは( )円である。
⑨価格1500円の商品は、消費税(5%)込では( )円となる。
⑩税込み価格1050円の商品の、元の価格は( )円である。(税率は5%)
答え
①500 x 0.8 = 400円
②2000 x 0.15 = 300円
③800 x □ =120, □ = 120 ÷ 800 = 0.15(倍) = 1割5分
④2500 x □% = 50, □% = 50 ÷ 2500 = 0.02(倍) = 2%
⑤20 = 100 x □%, □% = 20 ÷ 100 = 0.2 = 20%
上記でもよいですが、この場合、基準の値は何かと考え、割合を求めたい値÷基準の値で、
20 ÷ 100 = 0.2 とだせます。
⑥1200 x (1-0.25) = 1200 x 0.75 = 900円
⑦700 x (1-0.05) = 700 x 0.95 = 665円
⑧1500 x (1+0.15) = 1500 x 1.15 = 1725円
⑨1500 x (1+0.05) = 1500 x 1.05 = 1575円
⑩1050 = □ x (1+0.05), □ = 1050 ÷ 1.05 = 1000円
問題3.
①A店の7月の売上は100万円、8月の売上は120万円であった。この1か月間の売上増加率は?
答え 割合を求めたい値÷基準の値で、基準は元になる7月の売上です。また、増加率なので、増加した量を出す必要が有ります。
売上増加率 = (1200,000-1000,000) ÷ 100,000 = 0.2 = 20%
8月の売上げが、7月より少ない場合は、もちろん増加率はマイナスとなります。
②B店の8月の売上目標は150万円でしたが、実際の売上金額は120万円でした。売上達成率は?
答え 目標に対する達成率なので、基準は売上目標となります。したがって、
売上達成率 = 1200,000 ÷ 1500,000 = 0.8 = 80%
③今年度の売上は2500万円、昨年度の売上げは2000万円であった。前年度比いくらか?
答え 前度年の何倍か?ということなので、基準は昨年度の売上げとなり、
前年度比 = 25,000,000 ÷ 20,000,000 = 1.25 = 125%
④構成比の問題。構成比とは、各値が全体にしめる割合をいいます。したがって、各値を全体の値(合計値など)で割って出します。